FAQ 〜よくあるご質問と回答〜
1. 白黒ガラス乾板&ネガフィルムの化学クリーニング
ANSWER
Q1- 1 なぜ化学クリーニングが必要なのですか?
乾板やネガフィルムの骨董的な価値ではなく、情報の価値に注目し、銀汚染の除去により、資料として正確な情報が再現できるからです。乾板やネガの耐久性も延び、オリジナルとして長期保存も可能です。(修復保存の世界の趨勢は、オリジナル保存への道を進んでいます)
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Q1- 2 銀汚染とは何ですか?
ガラス乾板やネガフィルムの表面に現れる「金属性光沢を持つ汚れ」のことで、印画紙に焼付けた時、白くモヤのように現れ、画像を見にくくさせます。
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Q1- 3 なぜ銀汚染は起こるのですか?
現像処理で生成されたコロイド銀や銀画像の一部が酸化され、銀イオンとなって乳剤層の表面に集まります。それが還元され微細な銀粒子や硫化銀となり、画像表面が鏡のようになるためです。
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Q1- 4 どのくらいの期間が経過すると銀汚染が現れますか?
現像処理や保存方法で差がありますが、50年前後で現れます。
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Q1- 5 銀汚染の影響にはどんなことがありますか?
銀汚染された乾板やネガフィルムからのプリントは、再現性が著しく低下し、正確な情報が伝わりません。
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Q1- 6 銀汚染を防ぐ方法はありますか?
どのように保存しても防げません。表面に現れた銀を取り除かない限り次々と銀汚染はあらわれます。銀汚染を取り除き、適切な処理をした場合、その後の銀汚染は起こらないか軽微なものです。
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Q1- 7 化学クリーニングはどのようにするのですか?
ガラス乾板やネガフィルムの表面に付着した塵や埃を、エアーブローで取り除いた後、当社で開発した専用の銀汚染除去液で、表面に現れた銀やカビによる残存物を処理します。
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Q1- 8 画像や支持体に対する薬品の影響はありますか?
毒物などの危険な薬品は含まれず、穏やかな反応性の除去液なので、画像層の銀粒子やゼラチン・支持体には全く影響はなく、薬品類の残留もありません。
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Q1- 9 クリーニング作業はどのようにおこなわれますか?
1枚ずつ熟練した専門家の手作業で行いますので、人体にもガラス乾板やネガフィルムにも安全が保障され、また作業により悪影響が考えられるものに関しては洗浄をお受けしませんので、確実で安全な仕上げをお約束します。
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Q1-10 クリーニング後に劣化が進むことはありませんか?
実績では、クリーニング後現在まで36年間劣化は見られません。
写真化学の理論上では、残存していた不要な銀が排出された後は、銀汚染は現れません。
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Q1-11 どのような状態でもクリーニングは可能ですか?
カビが中心部まで達しているもの、膜面がはがれかかっているもの、深いキズのあるものは基本的にできません。
圧着した2枚以上の乾板やネガフィルムの分離も不可能ですが、例外的に、状態を見て可能なものも有ります。
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Q1-12 デジタル作業との違いはありますか?
デジタルスキャンでは汚染により読込みできない部分の情報は、書込みや合成、切り捨てになり、情報の改ざんが考えられますが、化学クリーニングは、表面に浮き出た銀汚染を取り除くだけで、情報の改ざんもなく、正確な記録が再現できます。
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Q1-13 資料化の利点は何ですか?
使い易いことです。ガラス乾板を保存箱で保管できるので破損や劣化から守ることができ、デジタルやプリント化された資料により、利用が頻繁、簡単にできるようになります。
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Q1-14 再生後の利用は、どのような形が有りますか?
乾板をスキャンしてデジタルアーカイブ化、CD 、DVD、紙資料とし利用価値を高め、正確な情報を未来へ残せます。
写真作品では、オリジナルプリントの制作が可能になります。
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Q1-15 クリーニング作業までの手順はどうなりますか?
調査/診断を行い、劣化の状態、重要度などを話し合い、優先順位を決め順次作業にかかります。
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Q1-16 引受け引渡しはどのようになりますか?
ガラス乾板に関しては、輸送中の破損事故等が考えられますので当社工場での直接引受け引渡しでお願いしています。フィルムに関してはこの限りではありません。
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Q1-17 どのようなかたちで納品されますか?
乾板を1枚ずつ中性紙で包み、中性紙で作られた30枚入りの専用保存箱に納めます。(別途実費、一箱につき\10,000を申し受けます。)
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Q1-18 破損や事故が有った場合はどうなりますか?
作業により画像のダメージが予測されるものに関しては、クリーニングを引き受けませんので、現在まで100%事故はありません。また、引受け時にデジタル化してオリジナル画像を保存します。もしもの場合は、このデータを元にした画像をもって代えさせていただきます。
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Q1-19 納期はどのくらいですか?
3〜4週間の納期をいただいていますが、受注枚数、サイズなどによって変わります。
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Q1-20 劣化の程度によって料金は違うのですか?
サイズ、劣化の程度によって料金は分けられています。
サイズは6×6Cm判以下、6×9Cm判、4×5in判、キャビネ判に大別され、劣化レベルは軽度の汚染Lv.1から重度のLv.3に分かれます。
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Q1-21 調査費用はどのようになっていますか?
現地調査の場合、交通費宿泊費の実費と、調査費用、日当を申し受けます。
お客様ご自身での持ち込みによる調査、診断を行った場合は、調査費用のみを申し受けます。
調査後、ご注文をいただいた場合、調査費用は全額返金いたします。
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2. 白黒写真プリント(印画紙)の化学再生
ANSWER
Q2- 1 なぜ化学再生が必要なのですか?
消えかかったり変色したりした画像を再生し、銀汚染も除去するので改ざんせず制作時に近い良好な画像が再現できます。この結果、情報量も増え、資料的価値を高めます。
同時に耐久性も延びるのでオリジナルの長期保存も可能になります。
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Q2- 2 なぜ化学再生だと消えた画像まで再現できるのですか?
消えてしまった印画紙の中には、制作された時に与えられた光のデータが残っています。不要な化学物質を取除き、この光の記録を再現像する方法がリボテックの化学再生法だからです。
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Q2- 3 なぜ耐久性が延びるのですか?
印画紙に記録されていたデータの再現像法で、通常の暗室作業と同じ薬品類を使います。再現像された時点から、新しい化学反応が起こるので、処理を行った時を起点として計算できるからです。
アーカイブ処理を行えば通常の3倍程度の耐久性能を持たせることも写真化学で証明されています。
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Q2- 4 変色、褪色とはなんですか?
古い写真が黄変したり、茶褐色になることが変色で、画像が淡く消えることが褪色です。
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Q2- 5 なぜ変色や褪色が起こるのですか?
プリントの現像処理が不十分で、処理薬品類が残留していると、画像を作っている黒色の銀粒子と反応して、黄褐色や茶褐色の銀化合物になるからです。また、保存中に高温・高湿になったり、紫外線にあたったり、空気中の酸性ガスなどに影響されると酸化が進み、銀画像が他の元素と化合し変色及び褪色が起こります。
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Q2- 6 銀汚染とは何ですか?
プリントの表面に現れる「金属光沢を持つ汚れ」のことで、画像表面が鏡のように反射し、画像が見づらくなります。
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Q2- 7 なぜ銀汚染は起こるのですか?
現像処理で生成されたコロイド銀や銀画像の一部が酸化され、銀イオンとなって乳剤層の表面に集まります。それが還元されて微細な銀粒子や硫化銀となり、画像表面が鏡のようになるためです。
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Q2- 8 どのくらいの期間が経過すると変色や褪色や銀汚染が現れますか?
現像処理や保存条件で大きな差がありますが、50年前後で現れます。
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Q2- 9 変褪色や銀汚染の影響にはどんなことがありますか?
変褪色や銀汚染が現れたプリントは、情報量が減少していますので正確な情報が伝わりにくく、また経年変化により劣化が進み、画像が消滅してしまいます。
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Q2-10 変褪色や銀汚染を防ぐ方法はありますか?
どのような保存法でも防げませんし、最後には画像が消えてしまいます。銀板写真や鶏卵紙写真の保存の現状と同じことが銀塩写真にも訪れるでしょう。また、白黒写真化学を行っている機関等の現実を見れば、将来研究が進むとは思えません。新しい技術が開発された今、化学的に本来の銀画像として再生しない限り、進行は加速度的にすすみます。
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Q2-11 プリントの化学再生はどのようにするのですか?
プリントの表面に付着したチリやホコリをエアーブローで取除いた後、再生作業専用の小社暗室内で、専用漂白液(特許取得済み)で処理し、再現像します。
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Q2-12 化学再生では、画像や支持体の紙に対する薬品の影響はありますか?
使用する薬品には毒物などの危険なものは含まれず、日常的に写真現像処理で使う薬品を用いますので、悪影響は考えられません。処理後の水洗も十分に行い、残留薬品の減少化にも努め、耐久性能の向上を図っています。
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Q2-13 再生作業は誰がどのように行いますか?
1枚ずつ熟練した専門家が細心の注意を払い、手作業で行います。作業によって悪影響が予測される場合は、再生注文をお受けしていません。
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Q2-14 再生を受け付けてくれないプリントにはどのようなものが有りますか?
カビが中心部まで達しているもの、幕面が剥がれかかっているもの、深いキズのあるものは基本的にお受けしていません。また定着不足によりハロゲン化銀が残留したものや、物理的に画像が失われた写真も再生できません。
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Q2-15 再生後に劣化が進むことはありませんか?
当社における強制劣化テストでは、バライタ紙の標準処理と同等の耐久力を持ち、更にアーカイブ処理を行えば数倍の耐久力を持たせることができます。
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Q2-16 デジタル修正との違いはありますか?
デジタル処理では、褪色や銀汚染により消失した画像の再生はできません。スキャナーでの読込みが不可能な部分に関しては、書込み、合成、切捨てなど、情報の改ざんが考えられますが、化学再生はオリジナルの再現が可能なので、正確な情報がよみがえります。
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Q2-17 再生後の利点は何ですか?
良好な画像が再生されるので、高品質な画像としてデジタルアーカイブ化ができ、正確な情報を未来へ残せます。
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Q2-18 薬品による危険はありませんか?
これまでに写真の処理工程で使われていて、すでに安全性を確認している薬品(過マンガン酸カリ、希塩酸等)を使うので、危険はありません。
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Q2-19 失敗はありませんか?また、失敗した場合はどうなりますか?
再生が可能でないと思われるものは引受けていませんので、現在まで100%失敗はありません。もしもの場合は、引受け時にデジタル化してオリジナル画像を保存しますので、このデータを基にした画像をもって代えさせていただきます。
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Q2-20 注文までの手順を教えて下さい
お問合せいただいた時点でサイズ、劣化の度合いなど画像の状態をお聞きいたします。現物を見せていただき、調査後診断書を作成し、お見積もり金額・納期等についてお知らせいたします。
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Q2-21 調査費用はどのようになっていますか?
現地調査の場合は、交通費宿泊費の実費と、調査費用、日当を申し受けます。持ち込みによる調査、診断を行った場合は、調査費用を申し受けます。
ご注文をいただいた場合、調査費用は返金いたします。
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Q2-22 引受け引渡しはどのようになりますか?
手渡し、郵送、宅配便などで承っています。
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Q2-23 どのようなかたちで納品されますか?
紙袋に入れて納品いたしますが、保存目的により、保存箱等をご用意いたします。(保存箱等は別途有料となります。)
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Q2-24 納期はどのくらいですか?
3〜4週間の納期をいただいていますが、受注枚数、サイズなどによって変わります。
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Q2-25 料金はどうなっていますか?
サイズと劣化の程度によって料金は分けられています。
キャビネ判(117×170mm)以下、六切り(193×244mm)以下、四切り(193×244mm)以下、半切(346×422mm) 以下、全紙(442×545mm) 以下に大別され、劣化レベルは変色のみのLv.1から折れや剥離がみられるLv.4までに分けられます。
台紙等に糊付けされているものに関しては別途分離作業料を申し受けます。
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